土地の探し方 地震リスクを検討する

住宅は、土地と建物から成り立っており、いくら強い建物を建てても、地盤や地形が弱ければ強い住宅になりません。
逆も然りで建物の土台となる、土地の地質や状態などをしっかりと調べておくことも非常に重要です。

地震予測


 

J-SHIS 地震ハザードステーションより引用

地震ハザードステーションでは活断層の位置や、今後30年または50年で起こる地震の確率を、地域単位で見ることができます。
上記画像は今後30年で震度6弱以上が起こる確率の分布ですが、26%以上の(赤い部分)確率がある、都道府県は大都市に多いことがわかります。

揺れやすさ


 

地盤サポートマップより

地盤サポートマップではその土地の揺れやすさを地域単位で見ることができます。見てみると大地震が起こる確率が高い地域と揺れやすい地域が近い印象です。
アプリもあります。

地盤

同じく地盤サポートマップで地盤データや地質を見ることが出来ます。
建てたい付近の地盤データを見て、周りの地盤データが強い地盤が多ければ強い地盤である場合が多いと言えます。
ただし、とあるハウスメーカの営業さんが
「過去に担当した際、大きい土地を相続した姉妹がいた。姉妹でその土地内にそれぞれ戸建てを建てたが、姉が建てた場所は改良不要で妹は要改良だった。数メートルしか変わらないのに」
と言っていた通り、地盤に関しては全ての工務店やハウスメーカが、最終的に掘ってみないと分からないという回答でした。

地名

過去の災害履歴を表わす地名を崩壊地名言います。

「砂」、「須賀」、「浦」、「潮」、「浜」、「釜」など、海を連想させる文字を含む地名が多いという。
ほかに、「小豆」=崩壊、「麻布」=崖、「碇、猪狩、五十嵐」=怒る、あふれる、
「水押、砂押、押切、押口」=水害や大水、「倉、桜、佐倉」=崩壊、「滝ノ沢、竹谷」=崖、
「燕、椿」=崩壊、「大貫、抜」=鉄砲水、「放山、離森」=崩壊、地崩れ、
「砂場、中浦、潮見、長浜」=津波、などの事例が見られる。

[防災用語集]崩壊地名とは|ハザードラボより引用

他にサンズイがつく地名も水関連になり良くないと聞くことが多いです。
またイメージを良くする為、地名を上書きしている場合があったり、市町村の合併で地名が変わったりしている場合もあります。
こちらのページのデモで対象地域の崩壊地名を確認することが可能です。
ただ、現状整備が進んでいる箇所も多くあり危険度が下がっている地域もあります。

特に過去に河川が決壊した事がある場合、対策が取られることがあり
私が探している地域では、過去に川が決壊し今現在ダムが作られています。
重要なのは地名から名づけた理由を知り、現状はどうなっているのかを確認することだと思います。
例えば現在私が住んでいる地域はダム完成前の今は、あたり一帯床下浸水エリアですが
完成後は解消されていることが、市のハザードマップで分かります。

過去の航空写真の見方

地盤サポートマップで見ることが出来ますが、それ以上古いものは、写真があれば国土地理院で見ることが出来ます。
国土地理院の地図を開きます。

①上部の検索欄で地名で検索します。
②年代別の写真を選択します。
③年代を選択します。写真がある年代のみ表示されます。

過去の画像が田んぼや畑の場合、地盤が緩いことが多いです。

地場の工務店や不動産屋に聞く

地場の不動産屋や工務店の方が詳しい場合が多いです。地場であるがゆえに熟知していて、何処が弱い、何処が強いことを分かっています。

結論

契約前に地盤調査を出来れば良いのですが、多くは出来ないでしょう。
近くで新築工事があって、改良工事をしているか
または平成11~12年ごろ以降に建築した建物は、地盤の調査が必要になったので
該当建物を建てた付近の家に聞いてみる等、今回ご紹介した事にプラスして調べると
制度の高い情報を得ることができると思います。

ただ、数メートル変われば地盤改良判定が変わるので、調査しないと最後まで分からないのが地盤です。
結局は掘ってみないと分かりません。